TOKYO CRAFT 対 よなよなエール🍺
1. 今回の酒紹介
前回は「コロナ対バドワイザー」をやったわけやけど、こいつらは「ラガー」っていう下面発酵のビールで基本的には喉越しなんかを楽しむキリっとした味わいのものがほとんどや。
対して今回飲み比べをするのは「TOKYO CRAFT」と「よなよなエール」っていう、「エール(上面発酵)」のビールや。
こいつらはキリっとしたものよりも、味わい深さなんかを楽しむものが多くて、ワインのようにテイスティングを楽しむ人もおるんや。
ラガーとエールの違いに関してはこの方々が作成された記事が分かりやすいから、こっちを確認してくれよな。
ほな今回の2つのビールの紹介いくで。
2. 簡易総括
TOKYO CRAFT(東京クラフト)
TOKYO CRAFTはサントリーが「TOKYO」に愛着と敬意をこめて作ったビールで、さわやかな柑橘系の香りがする、ペールエールになっとる。
これまで普通にラガービールしか飲んでなかった人からすると、
「ビールってこんな味に幅があるんやな!」
と楽しんでもらえること間違いナシや。
そんな日本の普通のビールとの違いがあるにも関わらず、飲みやすく作られてるから、
「ビールってあんまり好きじゃないんだよなぁ」
って人にも、一度は試してもらいたいな。
よなよなエールはヤッホーブルーイングが作ったペールエールで、「華やかなホップの香り。柔らかな甘みと苦み。」を特徴としとる。
ヤッホーブルーイングの方が話しとるように、口当たりの柔らかな感触・甘み、特有の柑橘系の香りから、後味の苦味まで、口の中での変化が楽しいビールとなっとる。
これも普通のビールしか知らん人にとっては驚きのビールになってるし、ラガービールが好きって人も、ビールは苦手って人も、ぜひ一度は手に取って口にしてみてほしい。
3. TOKYO CRAFT
3-1.ラベリング
cool japanを彷彿とさせる青色をベースに、TOKYOの街並みが影のように映し出されるその様は、サントリーが持つ「TOKYO」への敬意を最大限に表してると感じられるわ。
TOKYOを表す方法としては、ごちゃごちゃ感を出すのも一つの手やと思うけど、大人な美しさやかっこよさを持つTOKYOをうまくラベルで出しとるわ。
3-2.色
美しい銅色や。
少し深みのあるオレンジっぽい色からは味わい深いペールエールの特徴が目でも感じられるわ。
3-3.泡立ち
うまく注ぐことでそれなりにきめ細かい泡立ちがあるけど、それほど泡持ちは良くない。
そもそもペールエールに泡立ちは求めてないし、泡で覆って楽しみたい人はペールエール飲んだらあかんで。
3-4.香り
┗グラスからの香り
そんなに香りは強くないけど、うっすらと香る柑橘系の香りは、夏の日中の汗を、冬の部屋の蒸れを吹き飛ばす力があるで。
┗飲んだ時の鼻抜け
するどい柑橘系の香りが鼻から抜けていくで。
めちゃくちゃすっきりした香りで、単純にフルーティではなく、その香りはまさに柑橘系の香りや。
3-5.味
めちゃくちゃスッキリとした味に柑橘系の香りが鋭く広がって、どの季節でも幸せになれること間違いナシや。
ペールエールとしては苦味もめちゃくちゃ少ない方やと思うし、ほんまに「ペールエール入門」として、ラガービールしか飲んだことない人に飲んでみてほしいビールになってる。
場面としてはくっそ暑い夏に、適正(10℃前後)よりも冷たくして飲みたいな。
3-6.まとめ
俺関西人やからTOKYOって名前がついてるだけでマウントとるんやけど、こいつは上出来や。
なんと言っても"ギャラクシーホップ"を使用しとるんや。壮大な宇宙空間みたいやろ。
ギャラクシーホップっちゅうのはな、オーストラリアで作られとるんやけど、パッションフルーツと爽やかな柑橘系をミックスしたようなフルーティな香りが特徴なんや。
グラスに注いだらすぐ柑橘系の香りがしてくるで。
スッキリして飲みやすいビールなんやけどそのギャラクシーホップの香りがあることでただのスッキリしたビールとは違った魅力感じたで。
柑橘系の香りを楽しみたい人にはかなりオススメのビールや!
4. よなよなエール
4-1.ラベリング
よなよなエールを作ってる「ヤッホーブルーイング」らしさが全開のラベルになっとる。
柔らかな印象のイラスト、カラーリングや。
カラーリングからは特有の柑橘系の香りを再現されてるし、独特のデザインからは独特の味を再現しとる。
秀逸なラベリングや。
4-2.色
これも美しい銅色や。
TOKYO CRAFTと比べてすこーーーしだけ深い色しとる。
深い色のビールってめちゃくちゃ味わい深そうよな。
4-3.泡立ち
これはTOKYO CRAFTよりも持続力あるわ。
ただまあペールエールに泡は基本いらんから参考程度にしてくれや。
4-4.香り
┗グラスからの香り
グラスからする柑橘系の香りはTOKYO CRAFTと比べて強いものがあるな。
柑橘系の香りは少しだけくすんだような感じがするけど。
┗飲んだ時の鼻抜け
これはグラスからの香りに比べるとそれほどでもない。
この時もTOKYO CRAFTと比べるとくすんだ感じの香りや。
ただこれに関しては好みがあるからどっちが優れてるとかはないな。
4-5.味
ズッシリとしっかりしたペールエールの味わいを楽しむことができるわ。
口当たりはしっとり柔らかく、ビールとしては強めの甘みに柑橘系のスッキリとした香りが広がり、最後は少し強めの苦味を残す。
1つのビールでこれほど変化や種類の違いを見せてくれると、一缶飲むだけでも十分楽しめるわ。
4-6.まとめ
みんな"YONA YONA ALE“って思っとるかもしれんけど、"よなよなエール"やからな。きーつけてな。
クラフトビールの王道の味わいを追求した、アメリカンペールエール。アロマホップ「カスケード」の柑橘類を思わせるフレッシュな香りと、やさしいモルトの甘みが特徴や。ビールが喉をとおったあとも、香りが心地よくとどまりつづけるように造ったんや!
王道っちゃ王道やけど、普通に飲んどったらあかんで。
1番上手く飲むためには、ビール9:泡1の黄金比率で飲まなこいつの真の力はわからへんで。
写真見てわかる通り、わいはめっちゃ泡立てたけどな。
口に入れた時の口に広がる香りが好きな人にはハマる思うで!
5.まとめ
今回比べた二つともペールエールの特徴をしっかりとおさえつつも、それぞれ色が出ててめちゃくちゃおもしろい飲み比べになったわ。
ほんまにどっちもおいしかったから、場面によって飲みたいビールは変わってくるで。
TOKYO CRAFTは夏の暑い日に、
よなよなエールは冬のコタツで、
そんな楽しみ方を俺はしたいな。
ぜひ参考にしてみてくれ。