サッポロ黒ラベル vs アサヒスーパードライ
1. 今回の酒紹介
毎回「vs」と冠してるこのブログやけど、実際戦わせてないしただ飲み比べとるだけになってるわ。
ビールは戦うもんやない、楽しむものやし好みがあるから人それぞれ好きに楽しむだけやねんけど、語呂的に「vs」を入れてしもてるわ。
御託はここまでにして今回飲み比べをするビール2つについてや。
今回の2つは「サッポロ黒ラベル」と「アサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓(アサヒスーパードライ)」や。
二つとも日本では最もポピュラーと呼ばれるビールやし、名前を聞いたことない人の方が少ないと思うわ。
どっちもピルスやし、キレのあるのど越しを楽しむようなスタイルのビールや。
日本のビールの代表格なだけあって、蒸し暑い夏の日に、「キンッキンに冷えた」ものをゴクゴクと飲みたい品や。
やから冬に飲んでしまったことは本望ではないんやけど、冬やからこその良さもあると思うわ。
ほな今回の2つのビールの紹介いくで。
2. 簡易総括
サッポロ生ビール黒ラベル(サッポロ黒ラベル)は、サッポロビール株式会社が作ってるピルスナータイプのビールや。
サッポロビールと言えば、ヱビスビールとこのサッポロ黒ラベルが二強や。
ヱビスビールは麦芽とホップのみを使用しているのに対し、サッポロ黒ラベルは麦芽とホップに加えて、米、コーン、スターチが入ってることが特徴や。
この2つは同じピルスでも味と香りが大きく異なるで。
アサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓(アサヒスーパードライ)
アサヒスーパードライはアサヒビールが作ってるピルスナータイプのビールや。
こちらも皆さんご存知の「銀色のやつ」となっとる。
ラベルにも書かれているように、辛口キレッキレ、「スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓」な味に仕上がっとる。
「地下労働」なんかをした後に、「キンッキン」に冷やした「スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓」を飲むことで「悪魔的」なうまさになること間違いなしや。
3. サッポロ生ビール黒ラベル
3-1.ラベリング
「五稜星」と呼ばれるサッポロビールおなじみにマークがでかでかと書かれ、見た人に「あ、サッポロのビール」とならせるブランディングが完了されたラベリングや。
このマークの意味なんかは後でちょっとだけ語るけど、北海道民の熱い思いが入ったマークになってる。
そういった背景を知るとただのラベリングでも心を熱くさせるよな。
3-2.色
オーソドックスな黄金色が、炭酸の清涼な口当たりとのど越しの良さを思い出させるわ。
見ただけでゴクゴク飲みたくなるし、「とりあえずビールで」の時は頼むからこの色のビール出てきてくれ。
特に夏の一杯目はこの色のやつが出てこんかったら赤ちゃんかのようにダダこねるわ。
3-3.泡立ち
写真の通り、注ぎ方次第でしっかりした泡が作れるけど、持続力が高いわけではないから注意が必要やで。
ピルスナーには泡の濃厚でクリーミーな口当たりが絶対必要!って人には向かないかもしれんけど、必要な強度はしっかりあるわ。
まあでも、キメ細かい泡のうまさは異常よな。
それは注ぎ方とグラス選びでがんばるしかねぇな。
3-4.香り
┗グラスからの香り
コーンの香りや。うん。
好みはそれぞれあれどコーンの香りであることに間違いない。
それほど強い香りではないけど、「これぞサッポロ黒ラベル!」って香りやな。
┗飲んだ時の鼻抜け
飲んだ時の香りも同じでコーンの香りやな。
こっちもそれほど強い香りではないけど、ゴクゴク飲むビールとしてはこれぐらいクセ少なめで強すぎない香りの方がシンクロ率高いな。
3-5.味
スッキリしすぎなほどスッキリしてるで。
コクがあるビール好きな俺としては深みもっと欲しいけど、そういうビールじゃないから「のど越し最高!!!!」って感じで飲みたいビールや。
飲みやすさもあるし、「ビール飲んでみたいなぁ」っていう若者や、ビールをまだ試したことない人にぜひ試してもらいたいわ。
飲み会一発目のエースとしてしっかり機能すること間違いなしや。
3-6.まとめ
「乾杯をもっとおいしく」と言われたらみんな頭にサッポロビール思い浮かぶやろ。
その名の通り、札幌の麦酒醸造所で作られたのがサッポロビールの発端や。
発売開始当初からラベルに印字されているのが、サッポロビールおなじみの星マークや。この星は「五稜星」と呼ばれ、蝦夷地を開拓していた開拓使たちが、北海道へ向かうときに目印にしていた北極星を意味しとるんや。
未開の地を開拓していった開拓使たちのフロンティア精神。
この星マークは、北海道とビールに夢を託した開拓使の想いが詰まっとるんやで。
フロンティア精神溢れる若者にこそ飲んでほしいビールになってるで。
4. アサヒスーパードライ
4-1.ラベリング
「銀色のやつ!!!!!!」
「キンッキンに冷えてやがる!!!!!!」
「悪魔的だぁあああ…」
もう言葉はいらないのか…!
銀色をベースに黒文字のアサヒロゴ。
暑い夏にキンッキンに冷やした缶で顔の火照りを冷やしたい。
そんな気持ちにさせるラベリングや。
4-2.色
美しき黄金色の液体はキレのある味とのど越しの爽快さを簡単にイメージさせてくるわ。
未成年の時から思ってたおいしそうなビールとはこれのことやな。
まあその時はビールのことコーラと対をなす強化版ジュースやと思っててんけど。
子供と大人、それぞれの夢を乗せてるのがこの黄金色やと言えるな。
4-3.泡立ち
泡立ちの良さはなかなか良いからしっかり注げばいい感じに物撮りできるな。
キメ細かい泡を作ることも難しくないから、そこでクリーミーさも感じることもできるっちゃできるで。
4-4.香り
┗グラスからの香り
香りはめちゃうすやな。
サッポロ黒ラベルみたいな独特のコーンの香りも特にないし、他に強烈な香りがするわけでもない。
┗飲んだ時の鼻抜け
鼻抜けの香りも楽しくはない。
ザ・ビールって感じやから癖もないし、日本人が初めて飲むビールはこれであってほしいとまで思わせるような、オーソドックスな香りや。
4-5.味
サッポロ黒ラベルがコーンの香りに支配されてるのに対して、スーパードライはまだフルーティさが感じられるわ。
サッポロ黒ラベルと比べてやから、ほんまにちょろっとしか感じんけどな。
ただほんまにのど越しの良さは最高やから、暑い日に凍るギリギリギャン冷えのものをゴクゴク飲みたいわ。
スーパードライも飲み会の一発目に、暑い日に、仕事終わりに、最適な一杯になること間違いナシや。
飲んでいけばいくほど「ん、これは水かな?」ってなるけど、それもまた一興や。
4-6.まとめ
苦味を抑え、甘さも少なくしたビールや。
甘さを少なくしたことでそれまでの主流であったアルコール度数4.5%と比べて0.5%高い5.0%となってるんやで。
使用する麦芽をぎりぎりまで減らしてスターチの比率を高めることでスッキリした味を再現してるんや。
大人数で飲む1杯目のビールとして、誰でも飲みやすいように工夫を凝らしたんが、アサヒスーパードライや!
5.まとめ
今回はザ・日本のビールっていう2種類を飲み比べたけど、二つともに爽快感があふれ出てて最高や。
ただ日本の社畜仕様の社会にマッチさせるために爽快感マックスにしたんちゃうかと勘繰ってまうわ。
もっとストレートに「24時間戦えますか?」とか言うてた製品があったから、それに引っ張られてる可能性もあるんやけど。
ほんまにこの爽快感は素晴らしいし、今後も夏の暑い日の一杯目や飲み会での一杯目はこの2つのビールを用意したいな。